こどもの矯正歯科

歯並びが乱れる原因について、考えたことはありますか。 もちろん要因は一つではありません。現代人に多く見られるのは「歯の大きさと顎のバランスの不一致」です。

昔と比べて歯は大きくなっている一方で、顎は小さくなっています。その背景には、やわらかい食事が増え、噛む回数が減ったことで顎の成長が不十分になっている現代の食生活があります。

小さい顎に大きな歯が並ぼうとすると、スペースが足りず、結果として歯が重なり合いガタガタに生えてしまうのです。

原因はこれだけではありません。 「口呼吸」「指しゃぶり」「舌の使い方のクセ」「ほ乳びんやおしゃぶりの長期使用」など、生活習慣やクセといった後天的な要因も歯並びに大きな影響を与えることが分かっています。

当院の小児矯正は、従来のようにワイヤーで強く歯を動かすのではなく、お子さんの成長を活かしながら、顎の発達や正しいお口の機能を整えることを大切にしています。自然な発育を促し、将来きれいな歯並びにつなげていくことを目指します。

以下、詳しくご紹介します。

歯並びの乱れには、顎の大きさや生活習慣など、さまざまな要因が関わっています。
そのため小児矯正では、ただ歯を動かすのではなく、顎の成長やお口の機能を整えることがとても大切です。
当院では、マウスピース型の矯正装置を導入しています。
• プレオルソ：夜間や自宅での時間を中心に使用し、あごの成長や口呼吸などの改善をサポート
• インビザライン・ファースト：ほぼ1日装着する透明なマウスピースで、歯並びを整えつつ将来のスペース確保を目指す

それぞれの装置の特長を活かし、お子さんの状態に合わせて適切な治療をご提案します。

この治療法は、取り外し可能なマウスピース（トレーナー）と、お口まわりの筋肉を整えるトレーニングを組み合わせて行う小児矯正です。

歯並びが悪くなる原因は「舌のクセ」や「口呼吸」などの生活習慣にあることが多いため、それらを改善しながら顎や歯の正しい成長をサポートしていきます。

従来のワイヤー矯正のように強い力をかける治療とは異なり、痛みが少なく、成長期に合わせて行うことで歯を抜かずに治療できる可能性が高まるのが特徴です。

さらに、原因にアプローチするため、治療後の後戻りリスクが低いとも言われています。

当院では、歯が生え変わる時期のお子さん用に作られた「インビザラインファースト」というマウスピース型の矯正装置を装着していただき、歯並びを整える治療を行っています。

この装置は顎を広げて、永久歯が生えるスペースを確保しながら歯列矯正できるように設計されています。
マウスピースはほぼ透明なプラスチックでできているので、着けていて目立ちませんし、取り外しも簡単に行えます。

インビザラインファーストを用いた治療には、他にも次のようなメリットがあります。

通常の「ワイヤー矯正」では、転んだり、顔にボールが当たったりすると、矯正装置で口が切れるおそれがあり、スポーツを行っているお子さんには支障がありました。

一方、「マウスピース矯正」は、柔らかい素材でできていますので、そのような心配はありません。

また、フルートやクラリネットのような吹奏楽器は、ワイヤー矯正をしていると演奏しづらくなりますが、マウスピース矯正なら装置を外して行うことができるので、演奏時のやりにくさに悩まされることはありません。

当院ではお子さんが楽しく治療に通ってもらうため、また親御さんにも安心していただくために、次のような設備をご用意しています。

子供のうちに矯正をすることは、実はたくさんのメリットがあります。大人の場合、顎の成長は終わっており、歯並びも完成しています。そこから歯を動かすわけですから、歯のスペースを設けるために抜歯をしたり、時間がかかったりすることは避けられません。場合によっては外科手術が必要となる場合もあります。

しかし、子供の場合は顎の骨も柔らかく、柔軟に広げやすいうえ、歯も動きやすいです。永久歯が生える前から治療しておき、スペースを確保しておくと、歯もきれいに並びやすいのです。

他にも次のようなメリットがあります。